元SKE48高畑結希、脱アイドルから女優へ「2年前から成長した姿を見せられたら」
元SKE48の高畑結希(29)が1日、東京・下北沢駅前劇場で、オイスターズ第28回公演「父、腐る」公開舞台稽古に出席した。 【写真】公開稽古で熱演する高畑結希 高畑は会社員をへて、15年に7期生としてSKE48に加入。16年からチームEメンバーとして活動し、6月30日の劇場公演をもって、グループを卒業した。現在は、7月1日にファンクラブサイトを開設し、女優などに挑戦している。 同劇団は劇作家・演出家で俳優の平塚直隆が座付き作家及び演出を務める名古屋の劇団。高畑は22年に「ちちんち」で座長公演を行っているが、グループ卒業後、女優を目指す立場としては初座長公演となる。 公開舞台稽古を終えた高畑は「声が小さいのが課題だったので、とにかく『声を大きく』を心がけた」と振り返り、「あとはメチャクチャ汗をかいた」という。「緊張と、前回よりもセリフ量が多くてプレッシャーもあったかもしれない」と笑った。 アイドルを卒業し、女優として歩み始めた。当然、劇団からの要求も変わった。「アイドル時代は『まあアイドルだから、かわいくやったらいいよ』とか、『仕方ない』があったと思う」。だが、今回は「前回よりも求められることが増えたり、演出の方がたくさん言っていただけるのがうれしい。熱く教えてくださるのがうれしいなと思いました」と脱アイドルを実感している。 同作については「独特な会話劇がオイスターズさんの魅力」とし、「『なんだこの人は?』『この人は一体何がしたいんだ?』がテーマなので、良い意味でみんな分かっていないのがいいところだと思う」という。 現実と空想を行き来する会話劇だが「『お父さんが亡くなって冷凍庫に中に入っているよ』という、わずか5秒くらいの説明を1時間半かけてやるという、世にも奇妙なお話です」と説明。だが、「どこからどこまでが空想で、どこからどこまでが現実かはお客さんの想像任せ。答えはなく、見る人に感じてもらうのが正解です」アピール。だが、「初めて見た人は、どこが現実なのかモヤモヤすると思いますが…」とほほ笑んだ。 今後は「いろんなお芝居を経験したい。今回は会話劇だけど、次は殺陣が入っている」とし、「いろんなジャンルに挑戦し、自分にあうのものが何かを探したい」と話した。 最後に「今回の舞台はお客さんとの距離もすごく近いので、ちょっとしたしぐさだったりを感じられると思います。みんなとの異空間な世界を楽しめると思うので、頭をからっぽにして楽しんでください」と訴え、「2年前から成長した姿を見せられたらいいなと思います」と続けた。 同舞台の東京公演は3日まで同所で上演、7日から愛知県芸術劇場で名古屋公演を行う。