平戸海「出し切れた」２大関らを相手に計１７番 土俵下では横綱・照ノ富士から助言を受ける
大相撲の秋巡業が２６日、広島市で行われた。小結・平戸海（境川）は関取同士の申し合い稽古に加えて、琴桜（佐渡ケ嶽）と豊昇龍（立浪）による大関同士の稽古にも途中参加。計１７番を取り、「出し切れた」と充実の表情で振り返った。 土俵下で稽古を見守っていた横綱・照ノ富士（伊勢ケ浜）からも直接、助言を受けた。「手の平が下を向いていて、引かれたら負けてしまう」と、相手を突く時の手の向きのアドバイスを受けたという。「ありがたい」と、横綱からの金言を胸に刻んだ。 野球経験があり、父の影響で幼い頃から巨人ファンだった平戸海。先日のクライマックスシリーズの巨人戦もテレビで観戦したという。「巨人を応援していた。勝ってほしかった」と敗退を惜しんだ。好きな選手は岡本和真だといい、「しゃべり方が好き」と主将の魅力を語った。 九州場所（１１月１０日初日・福岡国際センター）へ向けては「まだこれから。疲れてしまうので」というが、巨人のように手に汗握るような熱戦をファンに届ける。（大西 健太）
報知新聞社
