第32軍司令部壕の第5坑口と第5坑道の一部を公開へ 検討委員会が方針固める
沖縄テレビ
第32軍司令部壕の保存と公開をめぐり、県は、2030年度に現存する第5坑口と第5坑道の一部を公開する方針です。 第32軍司令部壕は、旧日本軍が地上戦を想定し沖縄師範学校の学徒や地域住民を動員して構築した壕で、沖縄戦関連の戦争遺跡では初めて県の史跡に指定されました。 壕の保存と公開に向けた県の検討委員会は、現存する第5坑口と第5坑道の一部を2030年度に公開することを決めました。 見学者の安全を確保するため階段や手すりを整備するほか、第5坑口の劣化を防ぐため、坑口全体を建屋で覆うことにしています。 また、その他の埋没している箇所については、デジタルジオラマなどを活用し位置や様子をイメージできるようにします。 県は来月24日までパブリックコメントを実施し、来年3月に基本計画を策定します。
沖縄テレビ