陸自オスプレイ 那覇空港から試験飛行 与那国駐屯地での事故後、沖縄県内で初
陸上自衛隊は1日午前11時18分ごろ、沖縄県の那覇空港に駐機している輸送機V22オスプレイの飛行再開に向け、同空港第1滑走路付近でホバリングを行った。午後0時5分から第2滑走路を離陸し約10分間、海沿いを試験飛行する様子も確認された。10月27日の陸自与那国駐屯地(与那国町)での事故後、県内で陸自オスプレイが飛行するのは初めて。 【動画】離陸直後にバランスを崩した陸上自衛隊のV22オスプレイ=10月27日 関係者によると、異常がなければ2日午前にも陸自高遊原分屯地(熊本県)を経由し、所属する陸自木更津駐屯地(千葉県)へ戻る方向で調整している。 陸自オスプレイを巡っては10月27日、与那国駐屯地でを離陸時にバランスを崩し、機体の一部が地面と接触して損傷する事故が発生。11月14日に陸自が事故調査結果と再発防止策を正式に公表した。 11月15日に一部の飛行を再開したが、那覇の1機は整備や点検のため、駐機したままだった。一方、与那国に駐機したままの事故機は、海上輸送で木更津に運ぶことを検討している。