島の自然や暮らしの変化伝える 「働く」テーマに古写真展 与論島
「働く」をテーマに、鹿児島県与論島の1950年代から現在までの自然や暮らしの変化を伝える「島の自然と暮らしのゆんぬ古写真展vol.3」(「島の自然と暮らしのゆんぬ古写真調査」事務局主催)が15日から与論町砂美地来館で開催されている。29日まで(水曜休館)。 同島では関係する研究組織や自治体、民間団体、地域住民などが連携し、2020年から同調査プロジェクトを開始。調査は自然と共に生きてきた知恵や暮らし、その移り変わりに関する資料を収集、記録し、未来へつなぐことを目的としている。写真展は22年6月に続き3回目。 会場には潮干狩りや浜で網を修理する漁師、田植えをする島民の様子など80点余りの写真が展示されている。 同事務局で琉球大学の高橋そよ准教授は「今回は海、畑を生業にしてきた与論の『働く』を中心に集めた。写真を通して知恵や暮らしの移り変わりを思い起こすきっかけにしてほしい。今、(コロナ禍を経て)社会が動き出してきた。これからの島の未来を考える機会にもなれば」と話した。