「忙しく、手が回らなかった」 8年前に捜査終えた窃盗事件の証拠品を返却せず放置 免許証やキャッシュカードなど200点 兵庫・飾磨警察署
兵庫県警は、8年前に捜査を終えた事件の証拠品約200点を、持ち主に返却していなかったと発表しました。「日々の事案で忙しく、手が回らなかった」ということです。 兵庫県警によりますと、姫路市の飾磨警察署はある窃盗事件の捜査を8年前の2016年に終えたにもかかわらず、運転免許証や保険証、キャッシュカードなど約200点の証拠品を持ち主に返さず、署内で保管していました。 飾磨署に新たに着任した担当者が3月、業務の引き継ぎをした際に証拠品の放置に気づき、事態が発覚しました。 問題を調査した兵庫県警刑事企画課は、人事異動で時間の経過とともに捜査員が入れ替わり、証拠品への認識が薄くなったことが放置の原因とみています。 飾磨署の前任の担当者は「日々の事案で忙しく、還付手続きに手が回らなかった」と話しているということです。 兵庫県警は証拠品の持ち主に謝罪し、返却を進めるとした上で「捜査管理の徹底につき指導を継続し、再発防止に努めてまいります」とコメントしています。 【一般相談窓口】 兵庫県飾磨警察署(代表)079ー235ー0110
ABCテレビ
【関連記事】
- ▶部員に“丸刈り強要”や暴力行為 関大北陽高校ハンドボール部の45歳監督らを校長から口頭注意 「態度の改善が見られた」として監督らは現在も指導続ける
- ▶”危険な踏切” 事故を未然に防ぐため南海電鉄が踏切に「AIカメラ」を導入
- ▶クラスメイトから「デブ」「死ね」「消えろ」と罵倒 当時小学4年生の男子児童がいじめで転校と発表 奈良教育大付属小学校
- ▶「職員が提出した診断書が、医療機関が発行した診断書ではない可能性がある」 診断書偽造しコロナ特別休暇を取得 不正に230万円超の給与受け取る 50歳男性職員を懲戒免職処分 和歌山市
- ▶利用者を不当に身体拘束する虐待 滋賀県が特別養護老人ホームの運営法人を行政処分 おむついじりする認知症男性につなぎ服 介護報酬の不正請求も発覚