セレーナ・ゴメス、出産できないことを告白した理由を語る「弱さをさらけ出すことには力がある」
今月初め、雑誌『ヴァニティフェア』のインタビューに答えたセレーナ・ゴメス。その中で「残念なことだけれど、赤ちゃんと自分の命を危険に晒すような医学的な問題を私はたくさん抱えている」と語り、妊娠や出産ができないことを告白した。セレーナは自己免疫疾患ループス(全身性エリテマトーデス)と診断されたことを2013年に、その治療の1つとして腎臓移植の手術を受けたことを2017年に明らかにしているが「この問題は公表したことがなかった」と話している。 【写真】セレーナ・ゴメスの“フェミニンときどきモード”な愛されファッションを総覧
妊娠や出産など性や生殖に関することは、身体に関することの中でもとてもプライベートなこと。それを公にした理由についてセレーナが語った。現地時間9月19日(木)に開催された「Women in Film」のディナーに出席したセレーナはそこでのスピーチで「弱さをさらけ出し、助けが必要なときや欲しいときにそれを伝えることには力がある。私は心からそう信じている」とコメント。「そう、だから私は子どもが産めないことを話した。双極性障害であることも話した。邪魔するなって感じ」。セレーナは「それが私の人生。それが私そのものなんだ」。セレーナは双極性障害の診断を受けたことも2020年に告白している。最後のフレーズは彼女が何かを公表するたびに、批判したり中傷したりしてくるヘイターたちに向けたもののよう。
このディナーは映画界で働く女性たちがお互いをエンパワメントするためのイベント。セレーナは11歳の異父妹グレイシーと一緒に出席した。セレーナはプライベートなことをシェアするもう1つの理由として、女性たちを勇気づけたいという思いを挙げている。「私は本当に女性の擁護者でありたいと思っている。だからこそ分かち合いたいし、正直でありたい。なぜならみんな、何かを抱えているものだから。私は私。それが私のすべてなんだ」。
最後に「だからあなたがいい人ではないとか、優しくないとか、敬意を持って人に接していないとか、そんなことを人に言わせてはいけない。それはあなたのダサい部分ではなくてクールなところだから」とも。「それが事実。だからあなたを犠牲者だって言う人のことなんて放っておいて。私にとってはあなたはサバイバーだから」とスピーチを締め括った。