ロシア軍、無人機188機でキーウなど17地域に大規模攻撃…インフラ設備や住宅損壊
ウクライナ空軍は26日、首都キーウや東部ハルキウなど17地域で25日夜から26日にかけて、露軍による大規模攻撃を受けたことを明らかにした。露軍が使用した無人機(ドローン)は計188機に上ったという。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は26日のビデオ演説で今回の攻撃に言及して「ロシアの考え方が平和からかけ離れていることを示す証拠だ」と批判した。同空軍によると、大半の無人機は迎撃したが、重要なインフラ設備や住宅が損壊した。
一方、英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)は26日、ウクライナ当局者の話として、ウクライナ軍が英製の長距離巡航ミサイル「ストームシャドー」で露西部クルスク州を先週攻撃した際、北朝鮮が派遣した将校数人が死亡したと伝えた。ウクライナ軍が越境攻撃を続ける同州には1万人超の北朝鮮兵が派遣されたとみられており、近く戦闘に投入される可能性がある。