GDP成長率が大幅アップ 「個人消費」1年3か月ぶりプラスも…“消費妨げる”ある問題が
暑い夏に食べたくなるアイスクリーム。しかし、ここでも“異変”が… ロールアイスクリームファクトリー池袋東口店 亀井咲希さん 「今年の夏は全店舗、例年より3割くらい売り上げが下がってしまって、“行列だと暑いから並ばない”というお客さまがすごく多い」 7月は本来、売り上げが増えると期待していましたが、暑さの影響で逆に客数が減少してしまったといいます。 街の人も… 会社員(20代) 「飲み物しか買ってないです。食べ歩きもしんどかった」
暑くなると“猛暑効果”で夏服や飲料などの消費が増えると言われていますが… 三菱UFJ リサーチ&コンサルティング 小林真一郎主席研究員 「現在の状況は猛暑を通り越した『酷暑』という状態。逆に個人消費が落ちてしまう」 暑すぎることで消費が抑えられてしまっているといいます。 さらに今後は、南海トラフ地震への懸念や株価の乱高下などが消費に影を落とす可能性も指摘。 三菱UFJ リサーチ&コンサルティング 小林真一郎主席研究員 「節約志向が本当に後退してくれるのかどうか、(生活への)安心感が広がってこないと、せっかく手元にお金があったとしてもそれを使おうという気にはなかなかなれない」 ようやく消費拡大に火をつけた賃上げ。景気の回復が続くかどうかは、給料が上がった分ためこまずに使われるかがカギとなります。 (8月15日放送『news every.』より)