「福とら」待ってた 天然トラフグ続々 福島県相双沖、今季はえ縄漁始まる
福島県の相馬双葉漁協が相双沖で操業する今季のフグのはえ縄漁が1日、始まった。 相双地区から27隻が出漁した。相馬市の松川浦漁港では船が午前3時45分ごろ、一斉に出発した。漁を終え午前10時過ぎに戻ると、生きのいいトラフグが陸に上げられた。 同漁協ふぐはえ縄操業委員長の石橋正裕さん(45)=福進丸=は「いい大きさのフグが多かった。魅力を県内に広め、観光の名物にしたい」と展望を語った。 相馬市内では漁業者や観光・商業関係者、行政が一体となって天然トラフグをブランド魚「福とら」として売り込んでいる。本格的な漁期を迎え、関係者は期待を高めている。昨年から資源管理と高単価のフグの提供のために定量制とし、1日1隻あたり30匹前後を水揚げする。漁の期間は来年2月までの予定。