藤原ヒロシがディレクションを手掛けるコンセプトストア「V.A.」が表参道モントーク跡地にオープン
2022年に惜しまれつつクローズした東京 表参道のカフェ・ラウンジ「モントーク」の跡地に、新たなコンセプトストア「V.A.」がオープン。カフェスペースに加え、物販及びポップアップスペース、ベーカリーショップを備えた複合型施設として、今後さまざまなプロジェクトの展開を予定している。 【写真】V.A.の店内、フラグメントとのコラボアイテム、ベーカリーなど ストアの名称である「V.A.」とは、オムニバスアルバムなどの参加アーティストの総称で使われる“Various Artists”を意味するもので、さまざまなモノ・コトが交差する場所として、世界中の人が訪れるような場所になることを願って名付けられた。 「モントーク」の内装を生かしつつ、新たな要素を取り入れた空間は、1階が物販・ポップアップスペース、2階がベーカリーショップの「バットベーカリー(VAT BAKERY)」とカフェスペースという全3フロア構成。ストアの運営は株式会社ジュンが行い、これまで同社との協業で「ザ・プール青山」や「ザ・パーキング銀座」などを手掛けた藤原ヒロシがディレクションを担当。また、カフェスペースの監修に山本宇一を迎え、ストアデザインは、ソフ(SOPH.)の店舗などを手掛ける設計事務所・アーキタイプ(The Archetype)の荒木信雄が手掛けた。 1階の物販・ポップアップスペースでは、チャンピオン(Champion)、エンダースキーマ(Hender Scheme)、リーバイス(Levi’s®︎)、エル・エル・ビーン(L.L.Bean)、ニューエラ(New Era®︎)等のコラボレーションアイテムに加え、アンダーカバー(UNDERCOVER)の高橋盾やダブルタップス(WTAPS)、ディセンダント(DESCENDANT)のディレクターを務める西山徹が本ストアのために制作したアイテムを取り揃える。 また、藤原ヒロシ主宰のフラグメント(FRAGMENT)とアニエスベー(agnès b.)、オーデパールパリ(Au Départ Paris)、パックマン(PAC-MAN)などがコラボレートしたエクスクルーシブアイテムも用意。 レトロクラシックな佇まいが印象的な2階のカフェスペースは、今年5月に閉店した神田の純喫茶「エース」の家具を引き継いで作られたもの。どこかノスタルジックな趣を感じさせる赤いボックスシートを中心に、店内で焼き上げるバットベーカリーのパンやドーナッツ、ドリンク類に加え、「エース」の看板メニューだったのりトーストなども提供される。 Text: Tetsuya Sato