一番楽しいミッドエンジンスポーツカーはどれか?アウディR8?コルベット スティングレー?フェラーリ296?それともポルシェ ケイマン?
走る歓びを追求: 後輪駆動、400~830馬力のミッドエンジンスポーツカー4車種の比較。果たしてどれが一番楽しいか?
ドライバーの真後ろにあるパワープラントは、特別なクルマに乗っていることを明確に伝えてくれる。そして、後輪駆動とクラシカルな自然吸気エンジンの組み合わせは、伝統的なスポーツカーを愛する者の夢をかなえてくれる。今回は多くの自動車愛好家が大好きな4台のミッドエンジンスポーツカーを楽しんでみた。
ポルシェ718ケイマンGTS 4.0
まずは400馬力の「ポルシェ718ケイマンGTS 4.0」をドライブする。リアに素晴らしいサウンドと回転数を誇る4リッター6気筒のボクサーエンジンを搭載するケイマンは、86,241ユーロ(約1,200万円)から楽しめるミッドエンジンスポーツカーだ。しかし、ポルシェの常として、「ケイマン」も多くのオプションが用意されているので、追加費用を必要とするのが悩みの種だ。 ポルシェ718ケイマンGTS 4.0: エンジン: 水平対向6気筒ボクサーエンジン、ミッドリア縦置き • 排気量: 3995cc • 最高出力: 400PS@7000rpm • 最大トルク: 430Nm@5500rpm • 駆動方式: 後輪駆動、7速デュアルクラッチ • L/W/H: 4405/1801/1276mm • 乾燥重量: 1435kg • 0-100/200km/h加速: 4.0秒/13.7秒 • 最高速度: 288km/h • 価格: 86,241ユーロ(約1,200万円)より
ほとんど必須と言えるセラミックブレーキは、7,319ユーロ(約104万円)のオプションとして用意されている。また、試乗車に装着されたカーボンファイバー製バケットシートは5,355ユーロ(約76万円)するが、これもあった方がいい。そして、デュアルクラッチは3,255ユーロ(約46万円)の追加料金となる。一方、ブルメスター(Burmester)製のハイエンドサラウンドサウンドシステム(3,915ユーロ=約55万円)やポルシェコネクトナビゲーション(2,261ユーロ=約32万円)といったインフォテインメントガジェットは、一応考慮しておきたいと思う程度のオプションだ。 うっかりオーダープロセスですべての項目にチェックを入れると、「GTS 4.0」はすぐに11万ユーロ(約1,500万円)に近づいてしまう。つまり、この4台の中で最も安価で最も性能が低いのは、ケンタッキー州のボウリンググリーン(コルベットC8スティングレー)となってしまい、価格性能比の王座を明け渡すことになるのだ。
【関連記事】
- OBD2診断機ってどうなの? OBD2スキャナー「CARLY」で愛車診断 フォルクスワーゲン ポロ編
- まごうことなきラグジュアリーバン 全席で快適な乗り心地「レクサス LM」のファーストチェック&レポート!
- 【このゴルフ1 GTIなんぼ?】この走行距離17万km弱の「フォルクスワーゲン ゴルフ1 GTI」の値段は? ワオー高~いと思うのは私だけ・・・?
- 【次期ゲレンデヴァーゲンはこうなる】来年夏にフェイスリフトする「メルセデス Gクラス」をテストドライブ
- 【初テスト】実用的なEレンジと優れたシステム性能を兼ね備えた新型「ポルシェ カイエンSとターボ Eハイブリッド」の2台をテスト! 2023年11月6日 Share