吉田優利が67で暫定首位浮上 ショット好調で「上手く回れた」
◇米女子ゴルフツアー ロッテ選手権第2日(2024年11月7日 米ハワイ州エワビーチ・ホアカレイCC=6536ヤード、パー72) 2打差7位から出た、吉田優利(24=エプソン)が6バーディー、1ボギーの67をマークし、通算9アンダーで暫定首位に浮上した。 この日は、トップスタートで穏やかな天候の中でティーオフ。インスタートの10番では5メートルを沈めてバーディー発進を決めた。難しい17番ではフックラインの3・5メートルを完ぺきに読み切り、前半は2つスコアを伸ばしてターン。後半は我慢の展開が続くも、8、9番と長いバーディーパットを沈めてバーディー締めした。 WOWOWのインタビューでは「きょうは(ショットが)凄い良かったなと思いますし、アウトはなかなか自分の距離がなかなか来ないところが多いのでコントロールするショットが多かったんですけど、でも凄い上手く回れた」と振り返った。 フェアウエーキープ率78・5%、パーオン率83・3%とショットが安定しており、バーディーチャンスを量産。「自分的には良いゴルフで自分が満足しながら回っていただけなので自分がこういう位置にいるのはびっくりですし、良い貯金が出来たと思って週末に向けて頑張りたい」と力を込めた。 米ツアー本格参戦1年目の今季はここまで16位が最高成績で現在のポイントランクは132位。現状では同80位までのカテゴリー1(フルシード)入りは厳しい状況だが、その中で米ツアー初Vのチャンスが巡ってきた。 「欲張りたい気持ちは山々なんですけど、こんなけ風が強いとちょっとミスするとダボになっちゃう可能性もあるし、しっかりマネジメントしながら攻めるところと守るところのせめぎ合いかなと思ってます。風の中で上手く回れていると思うので、この良いリズムを保ちながら、あと2日間しっかり伸ばしていけたら」と吉田。日本ツアー3勝の実力者が最高の位置で週末に臨む。