「聖戦士ダンバイン」の実験映像の第2弾「AURA BATTLER DUNBINE SIDE R」（c）創通・サンライズ

　1980年代を中心に人気を集めたロボットアニメ「聖戦士ダンバイン」を最新技術で制作した実験映像の第2弾「AURA BATTLER DUNBINE SIDE R」がYouTubeで公開された。5月に公開された実験動画第1弾「AURA BATTLER DUNBINE SIDE L」に続き、神風動画とバンダイナムコフィルムワークスがタッグを組んで制作。新規武装など新たな設定が登場した。MindaRyn（マイダリン）さんが歌うテーマソング「Remaining Story」も流れる。これまでの「ダンバイン」の世界観を基に、新たな解釈とアレンジによって、作品の魅力を“再発信”するのが狙い。 【写真特集】令和によみがえる「ダンバイン」　新解釈！　新設定　ビジュアル公開

　クリエイティブプロデューサーの水崎淳平さんは「放映当時、小学生の自分は世界観や話など完全には理解していなかったものの、大好きな昆虫とロボットが合わさり自由に空を舞うかっこいい姿にワクワクしていました。自分のように『作品からワクワクをもらった世代』が作るSIDE-Lと、『この作品をまだ知らない今の世代』が自由に作るSIDE-R。本プロジェクトはこの2段階のアプローチで映像を制作し、サンライズの素晴らしい作品群を次世代に渡していくものとなっています。未来まで届くよう、一緒に応援よろしくお願いします」とコメント。

　監督、演出のうつのみや隆文さんは「今回『ダンバインSIDE R』を制作するにあたり大事にしたのは熱量でした。僕は今回始めてアニメを視聴したのですが、なんというか『生命力』にあふれた作品という印象が強かったのです。もしかしたらこれが『オーラ力』なのかもしれないと思いながら、まだダンバインを見たことのない、バイストン・ウェルの記憶を忘れたままの人たちへ向けて制作しました。自分なりのリスペクトと愛をもって全力で取り組んだので楽しんでいただけたらうれしいです！」と話している。

　MindaRynさんは「『Remaining Story』は、自分の居場所を探しながら前に進み続ける心境を歌った曲で、主人公のショウ・ザマが全く異なる世界に引き込まれたストーリーにインスピレーションを受けています。必ずどこかに自分のいる場所があるはず。その場所を探し求めて進んで行く。たとえこの世界を去る時がきても、きっとそこに素晴らしい物語が残るはず。慣れない場所に行かなくてはならなかった彼の気持ちを想像しながら、また私自身も経験した環境の変化で感じる感情とを重ね合わせながら歌いました」とコメントを寄せている。

　実験動画第2弾の公開を記念して、YouTubeのサンライズチャンネルでは、ビルバインとズワァース、黒騎士が初登場する「聖戦士ダンバイン」の第29、31話を11月15日正午から公開する。実験動画メーキングショート動画や特番も11月下旬に公開予定。11月15～17日に東京・秋葉原で開催されるイベント「TAMASHII NATION 2024（魂ネイション2024）」では、実験動画と連動した展示ブースを展開する。