マクラーレン新型「アルトゥーラ トロフィーEVO」がいよいよ参戦! プロカテゴリーも新設…欧州で注目のマクラーレン・トロフィー・アカデミーとは
既存のマシンをアルトゥーラ トロフィーEVO仕様にアップグレードできる
アルトゥーラ トロフィーEVOの変更は広範囲にわたるため、新車は生産ラインモデルから製造され、マクラーレン・トロフィー・ワンメイクレース用の特注レーシングカーとなる。既存の「アルトゥーラGT4」または「アルトゥーラ トロフィー」のユーザーは、アルトゥーラ トロフィーEVO仕様にアップグレードすることができる。 この変更により、トラクションと安定性が大幅に向上し、ドライバーはマシンに大きな信頼を寄せられるようになり、マクラーレン・トロフィー選手権に参加するドライバーは、「プッシュ・トゥ・パス」システムと併せて、さらにエキサイティングなレースを体験できることになる。
将来のマクラーレンのチャンピオンを発掘し、育成する
よりパワフルで高速なアルトゥーラ トロフィーEVOは、ヨーロッパとアメリカの両選手権に新たにプロカテゴリーが導入されるのに合わせて登場する。シルバー・ソロまたはシルバー/シルバーのペアが参加できるプロクラスは、GTレースでのキャリアを目指すプロのドライバーを育成することを目的としている。彼らの成長を支援するため、26歳以下のマクラーレン・トロフィー・シルバークラス全ドライバーは、自動的にマクラーレン・トロフィー・アカデミーにも登録される。 将来のマクラーレンのチャンピオンを発掘し、育成することを目的としたマクラーレン・トロフィー・アカデミーは、レース週末にワークショップを開催する育成プログラムである。これらのワークショップは、若いドライバーの育成を目的とし、マクラーレン・モータースポーツの専門知識を共有し、ドライビングスキル、モータースポーツエンジニアリング、メディアトレーニングに重点を置く。
世界選手権へのステップアップとなるマクラーレン・トロフィー
また、マクラーレン・トロフィー・アカデミーのメンバーは、マクラーレン・ファクトリードライバープログラムへの道も開かれる。ヨーロッパとアメリカの両方でプロカテゴリーのチャンピオンとなったドライバーは、毎年開催されるマクラーレン・ヤングドライバー・スクートアウトへの出場権を自動的に獲得し、その勝者はマクラーレン・グラデュエートに選ばれ、マクラーレン・ファクトリードライバーになるためのプロセスを開始することになる。 2023年にヨーロッパを拠点とするシリーズとして設立されたマクラーレン・トロフィーは、3年目のシーズンには北米にも拡大し、両大陸で並行して選手権が開催される。初心者からベテランドライバーまで参加可能で、アマチュアおよびプロのレーサーに挑戦する場として、また、マクラーレンがFIA世界耐久選手権やIMSAへの参戦を通じて存在感を高めている国際的なGTレースへの登竜門として位置づけられている。今年、マクラーレンのワンメイク選手権でレースデビューを果たしたブレンダン・イルベは、ル・マンでマクラーレンGT3 EVOを走らせるという夢を叶えた。
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