3人の功績たたえる 福島市で県外在住功労者表彰
2024(令和6)年度の福島県外在住功労者知事表彰式は13日、福島市のウェディングエルティで行われ、産業復興や地域振興などで貢献した福島県ゆかりの受賞者3人をたたえた。 相馬市に居住し、IHI相馬工場設立に携わった同社特別顧問の斎藤保氏(72)=東京都千代田区在住=、白河市出身でジョルダン社長の佐藤俊和氏(75)=東京都新宿区在住=、南相馬市鹿島区出身で元日本ガラス工芸協会理事長の横山尚人氏(87)=東京都世田谷区在住=が受賞した。 内堀雅雄知事が表彰状と記念品の会津本郷焼大平鉢の目録を手渡し、「福島にゆかりのある皆さんの第一線での活躍は県民にとって誇りとなる」と3人の功績をたたえた。西山尚利県議会議長、鈴木淳一県文化振興財団理事長が同席した。 斎藤氏はIHIの担当として相馬工場の立ち上げなどに尽力。福島イノベーション・コースト構想推進機構理事長なども務め、福島県復興を後押ししている。
佐藤氏はジョルダン情報サービス(現ジョルダン)を創業し、乗り換え案内システムを開発した。白河市の施設の認証システムも手がけるなど古里振興にも貢献している。 横山氏は装飾性の高いガラス作品で高い評価を得ており、作品は国内外の著名美術館にも収蔵されている。福島県復興のチャリティー展を開催している。