【MLB】ナショナルズが今季0勝10敗の右腕ソロカを獲得 1年900万ドルで合意 ローテの一角として期待
日本時間12月20日、ナショナルズはホワイトソックスからFAとなっていた右腕マイケル・ソロカと1年契約を結んだことを発表した。米公式サイト「MLB.com」のマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、契約条件は1年900万ドルだという。ホワイトソックスでプレーした今季、0勝10敗に終わったソロカだが、過去にはオールスター・ゲームやオールMLBの2ndチームに選出された実績もあり、ナショナルズは先発ローテーションの一角として期待しているようだ。 2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 現在27歳のソロカは2015年ドラフト1巡目(全体28位)指名でブレーブスに入団し、2018年にメジャーデビュー。翌2019年には13勝4敗、防御率2.68の好成績を残し、オールスター・ゲーム選出を果たしたほか、新人王投票で2位、サイ・ヤング賞投票で6位となり、オールMLBの2ndチームにも選ばれた。しかし、2020年に右アキレス腱を断裂したことでキャリアが暗転。右アキレス腱の再断裂などもあってメジャー復帰までに3年を要し、悲願のメジャー復帰を果たした2023年シーズンの終了後、トレードでホワイトソックスへ放出された。 ホワイトソックスでプレーした今季は25試合(うち9先発)に登板し、0勝10敗、2ホールド、防御率4.74という成績。先発した9試合では0勝5敗、防御率6.39と結果を残せなかったものの、リリーフでは0勝5敗、防御率2.75と好投していたため、オフシーズンに入ると「リリーバーとして獲得を狙う球団が出てくるのではないか」との見方もあった。しかし、ナショナルズは先発での起用を考えているようだ。 ナショナルズはケイド・カバリとジョザイア・グレイの両右腕がトミー・ジョン手術からのリハビリ途上にあり、現時点ではマッケンジー・ゴア、ジェイク・アービン、ミッチェル・パーカー、DJ・ハーズ、そしてソロカという先発5枚が予想されている。新たな先発投手の補強や台頭があった場合、ソロカをブルペンに回すことも考えられるが、まずはソロカが先発投手として輝きを取り戻すことが期待される。