リニア、名古屋以西でアセス開始 中央新幹線のルート選定
JR東海の丹羽俊介社長は7日、大阪市内で記者会見し、リニア中央新幹線の名古屋以西のルート選定に必要な環境影響評価(アセスメント)の作業に着手したと明らかにした。5日から奈良県、6日から三重県でボーリング調査を開始した。 アセスを進めるには、計画段階環境配慮書の作成が必要とされている。今回のボーリング調査は、配慮書の作成に当たって重要なルートや新駅位置の概略を検討するために始めた。 JR東海によると、配慮書作成に向けて、文献調査などの準備作業を進めてきた。ルート選定に必要なボーリング調査開始について、丹羽氏は会見で「これまでとはフェーズが変わった」と強調した。