デート相手の飲み物に密かに〇〇を混入!? 港区で蔓延(はびこ)る「スパイク行為」の恐怖
歪んだ欲望がさらに暴走して起きるのが、違法ドラッグの使用だ。 「こちらも相当件数、起きています。六本木を管轄とする麻布署や歌舞伎町を管轄とする新宿署には『覚せい剤のようなものを膣内に塗られた』『合法と説明された錠剤を飲んだら動けなくなり、性加害を受けた』といった相談が舞い込みます」 前出の捜査関係者はそう語る。が、当事者たちの証言はより生々しい。 「港区界隈で水商売をある程度していたら、ドラッグを見る機会なんてほんとしょっちゅう。女の子も酔い潰されたくないので、気付けにコカインを自分で用意する子もいるほどです」 と語るのは、前出のラウンジ嬢の愛さんだが、そんな彼女でさえ想定外の事態は起きるという。 「信用していたお客さんから分けてもらったコカインの中に覚せい剤が混ざっていて、動けなくなったところを延々何時間も犯された。そんな悲惨な話を聞くことがあります。上京したての何も知らない子に『二日酔いになりにくいサプリだよ』なんて言って、シャブが詰まったカプセルを飲ませるヤツもいた。こんなにも汚いことができるのかと、人間不信になりそうです」 薬物を用いた不同意性交ともなれば、相当な量刑がくだされそうだが、彼女の話を聞く限り、厳罰化はそこまで抑止力として機能していない様子。かくして、街は荒れ果てているのだ。 文/チャーリー浜口 写真/photo-ac.com、時事通信社