食堂車復元・活用探る 小松、愛好者が意見交換
鉄道愛好者でつくる「北国(きたぐに)鉄道管理局」による食堂車復元意見交換会(北國新聞社後援)は22日、小松市の日本自動車博物館で開かれた。同管理局が盛岡市から小松市に移設を目指す国鉄時代の特急電車用食堂車について、県内外の約20人が復元や活用に向けたアイデアを出し合った。 司会の岩谷淳平代表理事(49)が「食堂車をどう使うかが地方創生につながる」と述べ、管理局と連携してきた高野哲郎市議があいさつした。参加者からは「食堂車は保存する対象にならず、歴史や文化が失われている」との声があった。管理局は12月からクラウドファンディングで移設資金を募る。 能美市(旧根上町)出身の元帝国ホテル社長犬丸徹三が食堂車発展に寄与したことも紹介され、小松市在住の親族が参加した。開催に先立ち、ボンネットバス乗車体験も行われた。