史上初の「50-50」達成、“ワールドシリーズ”制覇…バッターに専念した大谷翔平の成績に五十嵐亮太「考えられないです」
◆左肩を負傷も…ワールドシリーズ強行出場の真意
藤木:しかし、ワールドシリーズ第2戦の盗塁時に左肩を負傷。その後、強行出場はしていたんですけれども、バッティングのほうはなかなか思うようにいきませんでした。 五十嵐:(負傷してからは)選手本来のスイングじゃなかったので、相当痛かったんでしょうね。ただワールドシリーズですし、やっぱり大谷選手がいるといないとでは違うじゃないですか。だから、本来だったらもちろん出ていないようなケガだけれども(強行出場した)。 肩を痛めた次の試合にバッターサークルでスイングしていて“うわっ、大谷選手が振ってる!”って思ったんですよ。相手ピッチャーも、大谷選手がどの程度振れるのかは気になっていたはずなんです。そうしたらブンブン振っていたので、あれを見て投げる側は“(肩は)大丈夫だったのか!?”って思ったはずなんですよ。実際に1打席目はストレートのフォアボール、やっぱり存在感があるなと思いましたね。 藤木:結局、ワールドシリーズはヒット2本に終わりましたが、フォアボールなどで貢献はしていましたよね? 五十嵐:やっぱり(大谷選手が)打席に立ったり、スターティングラインナップに名前があるだけでもチームの士気が保たれると思うので、本人もそこを意識して強行出場したのではないかと思います。 (TOKYO FM「SPORTS BEAT supported by TOYOTA」2024年11月30日(土)放送より)