勝負の“負けん気”!元女王が語るガールズケイリン“高木佑真”への期待「少し迷いが出ているのかな」
元ガールズケイリン選手・高木真備さんのコラム。今回のテーマは"2024年活躍が楽しみな選手"です。 ■2024年の活躍が楽しみな高木佑真選手 苗字が同じ? 今回は"2024年活躍が楽しみな選手"というテーマで書いてみたいと思います。では早速! 私が楽しみな選手は…高木佑真(25歳・神奈川=116期) 選手です!! ゆまちゃんの苗字は漢字で書くと『高木』ですが、読み方は『たかき』。 お世話になっていた高木隆弘さんと私は『たかぎ』なので、高木チームという括りだねという話題になると「ゆまちゃんは、゛(濁点)がついてないんだよなー」と、よく笑い話になっていました(笑)。 現役の頃は同じ鍼の治療院に通っていて、診てもらっていた先生も同じ! でも、なかなか直接会う機会がなく、先生を通して会話をするという謎な時期もありました!(先生は「私は伝書鳩か!」とツッコんでいました(笑)) ■大切なのは『自分の走りに迷いがないこと』 そんな接点があったゆまちゃん。以前から話すとおっとりしているけど、レースになると負けん気が強いところがあるなと感じていました。 デビュー当時は積極的なレースを意識していたように思います。途中から少し迷いが出ているのかなと感じる部分もあったので、その時は本来の力がレースで出せていないんじゃないかなと感じたりしていました。 私は積極的なレースが必ずしもいいとも思わないし、かと言って何もしないのもいいと思いません。積極的な走りでも位置取り主体の走りでも、一番大切なのは『自分の走りに迷いがないこと』かなと思っています。言うのは簡単でも、それがとっても難しいんですけどね…(私も苦労しました(笑))。 ゆまちゃんはこの部分を強化できたらきっと、さらにレベルアップするんじゃないかなと感じていたんです。 ■恩師も同じ!? 高木隆弘さん そんなとき、今は高木隆弘さんと一緒に練習をしているということを聞きました。 私は高木さんと練習させて頂くようになって、全てが変わって。練習やセッティングは一から見てもらい、『この人についていけば強くなれるんだ』と心から思えたので全てに迷いがなくなりました。 さらに前検日前日には、同じ斡旋になったメンバー全員と照らし合わせて、こうなったらこうする…と2~3時間電話で話すというのを、レースの組み立て方を覚えられるようになるまで続けてくださいました。 高木さんの話は目から鱗のことばかりで。とにかく『強くなりたい!』と思っていた私は、練習の苦しさも、高木さんから新しいことを教わる楽しさで乗り切れました。そしてその感覚が、自信へと変わっていったんです! 勝てるようになってからも楽しいことはたくさんありましたが、それと同じか、もしかしたらそれ以上といえるくらい、この“勝てるようになるまでの過程”が楽しかったです! 今、ゆまちゃんはこの段階なんじゃないかなと思うので、これからが本当に楽しみです。聞けば納得するまで教えてくれる高木さんなので、ぜひ貪欲に、そして楽しく今を頑張って欲しいなと応援しています!!