開催地の伊仙が活躍 29年ぶり大会でポンプ車部門制す 大島支部消防操法大会
第46回県消防協会大島支部消防操法大会が6月30日、鹿児島県伊仙町の面縄港であった。奄美群島12市町村の消防団員がポンプを使用した放水技術で競い、ポンプ車の部は開催地の伊仙町が優勝。小型ポンプの部でも2位に入り、同町では29年ぶりの開催となった大会に花を添えた。 操法技術の向上や団員の士気高揚を目的に、12市町村が持ち回りで隔年開催している。伊仙町での開催は1995年以来。今年は2部門に各団の代表約140人が出場し、来賓や大会関係者など約110人が会場を訪れた。 小型ポンプの部は、4人一組でホースを延長して放水し、標的を倒して撤収するまでの早さや確実性を競った。炎天下、出場選手は他の団員や家族らの声援を背に日頃の訓練の成果を披露した。 小型ポンプの部で指揮者を務め、選手宣誓も行った伊仙町消防団の明石大平さん(37)=同町伊仙=は、「地元開催ということで例年以上に練習を積んできた。最後まで力を合わせてしっかりと役割を果たせた。練習以上の力を出せたので結果に悔いはない」と額の汗を拭った。 2年後の大会開催地は知名町。今大会各部門の優勝チームは8月30日に県消防学校(日置市)で開かれる県消防操法大会に大島支部代表として出場する。 結果は次の通り。▽小型ポンプの部 ①和泊町②伊仙町③徳之島町▽ポンプ車の部 ①伊仙町②徳之島町③和泊町