「会場スッカスカ」Number_iは本当に人気? ツアーチケット市場は“定価割れでも売れない”現実
ちなみにチケットの定価は一律9800円とのことで、確かに「定価割れ」が起きている。つまりは販売チケットは完売しているにもかかわらず、“転売”で売れ残っているために、当日の会場に空席ができる可能性があるわけだ。 旧ジャニーズグループのコンサートチケットといえば、例えば嵐の国立競技場ライブで10万円にも高騰したように、転売業者にとっては“おいしい商品”だったはず。にも関わらず、定価割れしてもチケットが捌けないNumber_i。本当に紅白の“目玉”にふさわしい人気グループと言えるのだろうか。
ファンの涙ぐましい努力の結果
「彼らの人気がどうこうではなく、ファンの涙ぐましい努力と言えます」とは、旧ジャニーズ事情に詳しい芸能ライター。 旧ジャニーズをはじめ、アイドルやアーティストのコンサートチケットが転売されるケースが後を絶たない昨今、主催者側がいくら転売対策を講じてもすり抜けられる“イタチごっこ”状態が続いている。 「では、“どうしたら転売がなくなるのか”といったら、やっぱり正規の販売元以外からチケットを買わないことなんです。本当ならばファンも定価の何倍を払ってでも推しグループに会いに行きたいところを、グッと我慢してはSNSで互いに“買わないで”と転売撲滅を呼びかけているんです。 それにチケット詐欺も巧妙になっていますし、お金だけ騙し取られる泣き寝入りケースも増加しています。たとえコンサート会場がスカスカになったとしても、彼らを本気で応援するファンの姿勢と見るべきでしょう」 なんでも転売チケットの定価割れはNumber_iだけでなく、他旧ジャニーズグループでも同様のことが起きているという。本当にコンサートに行きたいファンにチケットが定価で行き渡る。そんな時代も遠くはないのかもしれない。