「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」を全国無料放送、“キング・オブ・ポップ”の軌跡とともに本作の見どころに迫る
BS松竹東急(全国無料放送・BS260ch)では、7月18日(木)から7月27日(土)にかけて「カリスマ集結!灼熱の音楽映画フェス!」と題し、クイーン、プリンス、マイケル・ジャクソン、フォー・シーズンズ、西城秀樹などのカリスマたちが出演する音楽作品を一挙放送する。今回はその中から、“キング・オブ・ポップ”と名高いマイケル・ジャクソンの軌跡を振り返るとともに、彼の出演作「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」の見どころにも迫る。 【写真】拳を突き上げてパフォーマンスをするマイケル・ジャクソンがカッコいい… ■“史上最も成功したエンターテイナー”としてギネス認定されたマイケル・ジャクソン マイケルは1958年にアメリカのインディアナ州に生まれた。幼少期は兄弟たちとともにThe Jackson 5(ジャクソン・ファイブ)を結成し、「ABC」や「I Want You Back」など数々のヒット曲を世に送り出す。この頃から圧倒的な歌唱力を誇るマイケルだったが、その後はソロに転向している。 ソロとしての成功は既知の通り、1982年に発表した「スリラー」は1億枚以上の伝説的な売り上げを記録。ちなみに「スリラー」のミュージックビデオは、当時異例の長さの約14分に及ぶ作品となっており、内容も“特殊メイクでゾンビに扮したマイケルたちがダンスを踊る”という斬新な内容で、世界に衝撃を与えた。本作以降、マイケルは当時の音楽界に新しい音楽のスタイルを確立させ、ポップカルチャー史にて不動の地位を築くこととなる。 その後1983年に発表した「ビリー・ジーン」では、マイケルの代名詞ともいえる“ムーン・ウォーク”が誕生。“まるで前方に向かって歩いているように見えるのに、実際は後ろに進んでいる”という、未だかつて見たことのない超人的なパフォーマンスは、彼を象徴する一つとなった。 また、マイケルは自身の音楽活動だけでなく、チャリティー活動にも精力的に参加していることでも知られている。1985年にはマイケルとライオネル・リッチーが共作して、チャリティーソング「ウィ・アー・ザ・ワールド」を生み出した。その他にも、彼がこれまで寄付した金額は5億ドル以上だと言われ、2000年のギネスブックでは“最も多くの慈善団体(39団体)をサポートしたポップスター”として掲載されている。 CDやビデオなどの世界総売げは7億5000万枚以上にのぼり、ギネス・ワールド・レコーズにおいて“史上最も成功したエンターテイナー”として認定されたマイケル。2009年6月25日、享年50歳にて急逝するも、今なお多くのアーティストやパフォーマーたちからリスペクトされている唯一無二の存在だ。 ■100時間以上に及ぶ舞台裏の映像で構成された「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」 今年でマイケル没後15周年を迎え、BS松竹東急では7月27日(土)夜9時より「土曜ゴールデンシアター枠」にてドキュメンタリー映画「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」を放送する。本作は、マイケルが亡くなった2009年の夏、ロンドンのO2アリーナにて開催される予定だった幻のコンサート「THIS IS IT」に向けてリハーサルを行う様子など、貴重なビハインド映像を収めた作品となっている。 当初マイケルが個人的に記録していたという映像素材を、2009年4月~6月の流れを追いながら、マイケルの遺産を管理するエステートの全面的なサポートを受け製作された。 100時間以上にわたる多数の楽曲のリハーサル映像で構成された本作。マイケルのシンガーやダンサーとしての顔だけでなく、映像制作者や建築家、クリエイターとしても完璧を追い求め、ロンドンで計画されたファイナル公演を創り上げる偉大なアーティストとしての姿が映し出される。 また「スリラー」や「ビリー・ジーン」など、彼を代表する名曲の数々も収録。圧倒的なライブパフォーマンスは見どころの一つとなっており、マイケルのエンターテイナーとしてのすべてが詰まった作品と言えるだろう。