水曜日のカンパネラ・詩羽 口にピアス、刈り上げ、オン眉… 自身のスタイルを発信する理由
日テレNEWS NNN
自身初となる書籍『POEM』を発売する、水曜日のカンパネラ・詩羽さん(22)にインタビュー。フォトエッセーへの思い、自身のスタイルを発信する理由を伺いました。 【画像】エッセーへの思いを明かした詩羽さん
フォトエッセー『POEM』(3月15日宝島社より発売)は、詩羽さんがつらい経験をした過去を赤裸々につづった自叙伝になっていて、自己肯定感を大切にポジティブな姿を見せている詩羽さんがなぜ“愛”を大切にするのか、そして自分らしさを表現しているスタイルに込めた思いなどを書き下ろしています。
■“死んでやろうと思った” 赤裸々につづったエッセーへの思い
エッセーの冒頭は、「死んでやろうと思った。いいことなんて一つもない、しあわせなことなんて何もない、誰も私を愛していない、生きている必要なんてなんにもない“この世のクソ”」(『POEM』より)という文章から始まります。 ――どのようにして、序文を書き始めたのですか? 一番一言で素直な文というか。自分の中の核心でもある文を一番初めに持ってこようと思っていたので、ずっと思っていたことを何よりも素直に赤裸々に書いたっていう感じですかね。 ――なぜ、自身のつらい経験を伝えようと思ったのでしょうか? 色んな場所で“愛を大事にして生きていきたいね”って言ってるんですけど、その言葉の重みが変わってくるなって思っていて。ただ、愛されてきた人間が“愛って大事だよね”って言ってるのと、逆に愛が足りなかったからこそ“愛って大事だよね”って言ってるのって、本当に言葉の重みが違ってくるし。響く人が変わってくるなっていうのはすごく思っていたので。
■“普通にとらわれない” 自身のスタイルを発信する理由
詩羽さんといえば、口にピアス、刈り上げ、オン眉のスタイル。高校卒業後にそのスタイルを自身のSNSで発信することを始め、エッセーでは当時の心境がつづられています。 ――SNSでは具体的にどんな画像や言葉を発信していましたか? 中々、私の周りにも世の中にもあんまりいなかったスタイルだったので、その写真を撮ってもらって、その写真を世の中に発信して、“普通っていうものにとらわれなくていいんだよ”っていう言葉をそえて、そこに重きをおいて、世の中に発信することで、“あ、こんなふうに生きている子がいるんだ。じゃあ自分もみんなの思っている普通っていうものにとらわれなくてもいいんじゃないか”っていうのにつながったらいいなと思って、“普通っていうものを変えていこう”っていう気持ちで発信してましたね。 ――世の中にはたくさんのことで悩み、孤独に感じている人が多くいると思います。その人たちにどんな言葉を届けたいですか? “私はあんたのこと好きだけどね”っていうのはすごい大事だなって思ってて。何も自分にはないって思っている人って本当にいると思うんですけど、私もその気持ちめちゃめちゃ本当にわかるし、でも私はあんたのこと好きだけどねっていう言葉をやっぱり伝えていきたいなって思っているので、それをライブに来てくれたら自分の言葉で口で伝えることができたりするからこそ、自分に会いたいなって思ってくれる人を増やしたいなっていう理由はそこにあります。