上司に「倉庫の段ボールを片づけて」と言われてカチンとくるのは三流の証し…そのとき一流がする行動
■自発的にやればモヤモヤが溜まらない 仕事でも、上司に何かを命じられるよりも先に、自分でやってしまいましょう。 「おい、○○。倉庫の段ボールを片づけておいてくれ」 「はい、もうやっておきました」 「おっ、そうか、すまんな、ありがとう」 こんな感じで、先を読んで行動してしまうのです。 上司に命じられてから、「なんで俺が片づけなんて……」とぶつぶつ文句を言いながら作業をするより、「どうせそのうちにやらされるのなら、言われる前に終わらせておくか」と考えて、自発的にやってしまったほうが心にモヤモヤが溜まりません。 面倒くさいことほど、先を読んでさっさと終わらせてしまいましょう。 「どうせ資料を集めるように言われるだろうから、前もって調べておこう」 「プレゼンを頼まれそうだから、パワーポイントで簡単な企画書を作っておくか」 などと、上司に命じられる前に、自分に与えられそうな仕事はどんどんやってしまったほうが、気が重くならずにすみます。 ---------- 内藤 誼人(ないとう・よしひと) 心理学者 慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。立正大学客員教授。有限会社アンギルド代表。社会心理学の知見をベースに、心理学の応用に力を注ぎ、ビジネスを中心とした実践的なアドバイスに定評がある。『心理学BEST100』(総合法令出版)、『人も自分も操れる!暗示大全』(すばる舎)、『気にしない習慣』(明日香出版社)、『人に好かれる最強の心理学』(青春出版社)など、著書多数。 ----------
心理学者 内藤 誼人 イラストレーション=神林美生