韓国「北朝鮮の貧富格差が拡大」 脱北者の調査報告公表
【ソウル共同】韓国政府は6日、脱北者から北朝鮮の生活実態を聞き取った報告書を公表した。貧富の格差が広がっていると指摘し「核・ミサイルの開発に没頭し、住民の生活苦は深まっている」と批判した。 2020年までの脱北者のうち約6300人について13~22年に調査を実施した。統一省は、調査結果を公表した理由を「北朝鮮の実情を知らせ、適切な変化を誘導するため」と説明した。 16~20年の脱北者のうち93.1%が「貧富の差が広がっている」と答えた。11~15年の91.2%から増加した。 また、16~20年の脱北者のうち77.7%が「監視・統制が強まっている」と答えた。