大分県臼杵市の歴史的町並み「八町大路」で火災、商店街十数棟燃える…飲食店女性「爆発音して炎が真横に」
24日午後1時50分頃、大分県臼杵市臼杵の市中央通り商店街付近で、近くにいた人から「家が燃えている」と119番があった。県警臼杵津久見署の発表などによると、現場は歴史的な町並みが残る「八町大路」と呼ばれる商店街で、住宅や店舗など計十数棟が燃えた。午後10時36分に鎮圧したが、25日午前0時現在、消火活動は続いている。この火災で、消防署員2人が負傷し、病院に搬送された。 【写真】大分県警
JR臼杵駅から西に約900メートルの城下町にある八町大路は、石畳の敷設や電線の地中化などで、歴史的景観を生かした観光スポット。臼杵津久見署によると、火元は木造2階建て住宅とみられ、住人は外出中だった。当時、近くでは食のイベントが開催中で、延焼が広がる商店街付近は一時騒然となった。商店街で飲食店を営む女性(60歳代)は、火災発生時、営業中だったといい、「爆発音がして、炎が真横に広がる感じだった。食事中のお客さんには避難してもらった」と話した。