SEVENTEEN、ENHYPENらとともに、J.Y. ParkとHYBE議長のサプライズ共演も!『Weverse Con Festival』2日目を詳細レポート
一瞬にして会場を釘づけにしたENHYPEN
いよいよフェスティバルも終盤。ENHYPENのステージはNI-KI(ニキ)の圧巻のソロダンスからスタート。「Chaconne」であっという間に会場を、ENHYPENの世界へと引きずり込んだ。 キャッチーなメロディがクセになるポップバラード「Still Monster」は、歌詞の世界観に合わせ少し切ない表情で踊る7人の魅せ方がうますぎる。ENHYPENの唯一無二の魅力が存分に伝わるパフォーマンスだと感じた。「次の曲のスポを僕がしますね」とNI-KIが首元を銃で撃つような仕草をすると、会場からは歓声が! 筆者も思わず「やった!」と喜びの声をあげてしまった。「Criminal Love」の鬼気迫るダンスは、本当に何度見ても衝撃を受ける。7人の振り付け一つひとつに思いっきり感情を込めたようなパフォーマンスに、思わず釘づけとなった。 最後には、「Bite Me」「Sweet Venom」とヒット曲を立て続けにパフォーマンス。会場のかけ声もバッチリで、改めてENHYPENの確かな人気の高さを実感した。真っ赤な花びらが舞い散るなかゆっくりとステージから降りて行く7人は、去り際まで美しい。また、ステージのモニターには「Only If You Say Yes 2024.07.12.13:00 KST」の文字が出現。7月12日にリリースされる2ndアルバム『ROMANCE : UNTOLD』のスポだと思われるその文字に、会場はざわめいていた。7月12日の13時を、楽しみに待っていたい。
最後まで明るく楽しく盛り上げたSEVENTEEN
そしてこの日、ラストを飾ったのはSEVENTEEN。オープニングの「God of Music」でSEVENTEENらしく会場を明るく楽しく盛り上げ、そのまま「Left & Right (Follow Con. ver)」へ。 今年の5月にSEVENTEENの単独ツアー『SEVENTEEN TOUR ‘FOLLOW’ AGAIN』が終わってしまい、もうしばらく見られないと思っていた“DKタイム”(DK(ドギョム)がメンバーを引き連れ左右にダンスする)が、まさかの早々に復活! 単独コンサートだろうがフェスだろうが、会場をあっというまに“自分たちのモノ”にしてしまう13人は、さすがである。 曲の途中でMINGYU(ミンギュ)とWONWOO(ウォヌ)の“ミーニー”コンビが毎回違うセリフを言い合う場面は、「CARAT(SEVENTEENのファンネーム)たち~」(MINGYU)、「1.2.3.4!」(WONWOO)と噛み合っておらず、不服そうな顔をしているMINGYUが観られて最高だった。 「To you」「_WORLD」と、久しぶりに披露する楽曲も。MCではHOSHI(ホシ)が「この空間にいる限り僕たちが幸せにしますね! 外では保証できないですけど」と言えば、SEUNGKWAN(スングァン)がすかさず「オンラインでご覧の方もいます」とツッコミを。そのツッコミを受けて思わずHOSHIが「OMG!」と叫ぶなど、相変わらずのフリーダム全開なトークで笑わせた。 さらにCARATを発狂させたのが、ユニットステージだ。各ユニットが、ツアーでもソウル公演でしか披露されなかった最新曲をパフォーマンス。WOOZIの「この曲を聴いている方々が幸せになりますように!」という言葉から始まったVOCAL TEAMの「Cheers to youth」、幻想的なダンスで魅了したPERFORMANCE TEAMの「Spell」、そしてHIPHOP TEAMは「LALALI」を披露し、会場のボルテージをブチ上げた。 「HOT」で会場をさらに熱くさせたSEVENTEENは、最後の挨拶で「アンコール、アンコール……」と自ら微笑ましいコールを見せ、ラストは最新曲「MAESTRO」で難易度の高いダンスを余裕の表情で踊り、最後の最後まで会場全体を掌握。堂々とステージをあとにした。 * 2日間で計約22000人が会場を訪れ、約18000人が全世界からオンライン生中継で視聴した『Weverse Con Festival』。各アーティストの魅力がギュッと詰め込まれた今公演は、世代やジャンル、生まれた国など関係なく、そんな壁を壊して音楽でひとつになれることを証明してくれた。
文=紺野真利子