瑞穂町長岡地区のシクラメン販売が佳境迎える クリスマス・正月控え
瑞穂町長岡地区の岩蔵街道沿いで現在、クリスマスや正月用のシクラメンの販売が佳境を迎えている。ガラス温室が並ぶ農園の入り口には「みずほ育ちのシクラメン」ののぼりがはためき、直売している。(西多摩経済新聞) 同街道は通称「シクラメン街道」と呼ばれ、シクラメン農家が集まる。布施明さんが歌った「シクラメンのかほり」が大ヒットし、日本レコード大賞に輝いたのが1975(昭和50)年。国民の多くがシクラメンの花の存在を知った。瑞穂町のシクラメン栽培は、その翌年に始まった。今では都内最大の生産量を誇る。 歌では真綿色、薄紅色、薄紫と歌われた。今でもそれほど変わりなく、白、ピンク、赤が一般的。ただ、近年はグラデーションの品種も増えている。東京都農業試験場が開発した香りのシクラメンも人気だ。3,000円ぐらいの鉢がよく売れるという。 「みずほ育ちのシクラメン」はJAの産直通販サイト「JAタウン」でも2020年から販売し、自宅用や贈答用として喜ばれているという。
みんなの経済新聞ネットワーク