5万年前のマンモスの赤ちゃん シベリアの永久凍土から発見
ヤクーツク、ロシア、12月25日 (AP) ― シベリアの永久凍土の融解で発見された5万年前のマンモスの赤ちゃんの死体が12月23日、サハ共和国のヤクーツクで公開された。 「ヤナ」という愛称が付けられたメスのマンモスの体重は100キロ超、体高120センチ、体長は200センチで、約5万年前の死亡時の年齢は1歳と推定される。 世界で6体のマンモスの死体が発見されているが、ヤナの状態はこれまで発見された中では最も保存状態が良いという。 ヤナが発見されたのは、ヤクーツクのバタガイカ・クレーターの融解した永久凍土で、「冥界への入り口」として知られるこのクレーターは深さ1キロで、過去にはバイソンや馬など古代の動物の化石が発見されたこともある。 ヤナは今後、マンモス専門の研究センターと博物館を持つロシア北東連邦大学の科学者らによって研究されることになる。 (日本語翻訳・編集 アフロ)