【MLB】ドジャースにアクシデント 1番打者のベッツが途中交代 左手に97.9マイルの死球を受けて骨折
日本時間6月17日、ドジャースは本拠地ドジャー・スタジアムで行われたロイヤルズ3連戦の最終戦に3対0で勝利し、3連戦の勝ち越しを決めた。しかし、その試合で7回裏の第4打席に死球を受けたムーキー・ベッツが途中交代。ベッツはロイヤルズ2番手のダン・アルタビラが投じた球速97.9マイル(約157.6キロ)の4シームを左手に受け、痛みのあまりフィールド上に倒れ込んだ。代走ミゲル・ロハスが送られ、ベッツは試合を退くことに。今季は開幕から不動の「1番・遊撃」としてチームを牽引してきただけに、状態が心配される。 現在31歳のベッツはドジャース移籍5年目の今季、ここまでチームの73試合中72試合に出場して打率.304、10本塁打、40打点、9盗塁、OPS.893を記録。開幕直後に4試合連続アーチをマークするなど、3~4月は打率.368、6本塁打、23打点、8盗塁、OPS1.101の大活躍でナ・リーグの月間最優秀選手に選出された。 出場した全72試合で1番打者として起用され、遊撃手として61試合、二塁手として11試合にスタメン出場。メジャー11年目にして本格転向となった遊撃の守備では悪送球が目立つ場面もあったが、DRS(守備防御点)ではプラスの数値を叩き出すなど、予想以上の健闘を見せていた。 ドジャースは「1番・遊撃」のベッツ、「2番・DH」の大谷翔平、「3番・一塁」のフレディ・フリーマンという3人のMVP経験者が打線を牽引してきただけに、もしベッツが離脱するような事態になれば、打線の再編を強いられることになる。今季ベッツが唯一欠場した試合では、大谷が1番打者に起用されており、大谷の打順にも影響が出てくるかもしれない。 【追記】ドジャースのデーブ・ロバーツ監督はベッツが左手を骨折していることを明らかにした。