変わったもの、変わらないもの

川西拓実の5年 圧巻のダンスパフォーマンスと歌声で人々を魅了し続けるJO1。5年目になる今、シームレスになりつつある“JO1の川西拓実”と“個人としての川西拓実”。デビューしてからの今まで、そしてこれから―。変化したものと変化しないものについて教えてもらいました。

講談社 ViVi

コート￥156200、ジャケット￥138600、パンツ￥85800／KENZO Paris（ケンゾー）　その他／スタイリスト私物　●商品情報はViVi2024年6月号のものです。

一人でいることがラク。清澄と僕は似たもの同士

最初原作を読んだときから、僕と清澄は似てるなって率直に思っていました。一人でいることが心地よくて音楽が心から好きで、これ僕のこと⁉ってくらい清澄とは重なる部分が多いんです。学生のときは人との関わりを遮断してる時期もあったんですが、今でこそJO1のメンバーのおかげで、良い意味で昔とは変わった自分になれたと思います。そうは言ってもまぁ、今でも一人の時間は大好きなんですけどね（笑）。

オーディションでもとにかく根拠のない自信があった

当時働いていた会社も辞めて、失敗したら後戻りできない状態でオーディションに挑みました。今思えば、けっう危ないことしてたなって思うんですが。PRODUCE 101 JAPANのときは、なぜか「自分ならいける！」って根拠の無い強い自信があったんです。そこまで踏ん切りをつけていったからこそ、もうやるしかないっていう気持ちになれたんだと思います。時には思い切りの良さと勢い、一歩踏み出す勇気ってすごく大切だなと身をもって実感しましたね。映画『バジーノイズ』で演じさせていただいた清澄の、音楽に没頭していく姿と僕自身の人生が重なる部分もあって、是非そこに着目して観てほしいです！

この4年間でJO1とJAMが僕を変えてくれた

──オーディションに挑んでから5年が経って、今の心境を教えてください。 もう5年と感じるときもあれば、まだ5年と感じるときもありますね。ただ、ずっと変わらずあるのは、メンバ ーとJAMへの感謝の気持ちです。言うまでもなく今の僕があるのはみんなが側にいてくれるからであって、そのおかげで自分でも知らなかった新しい“川西拓実”になれているような感覚です。 ──JO1のメンバーと会って、川西さん自身はどのように変わりましたか？ もともと性格的に、人と喋るのがあまり得意なタイプじゃないんです。コミュニケーションの仕方や人との関わりかたとか、メンバーの背中を見て日々学ぶことだらけ。あと潔癖とまでは言わなくとも、かなり綺麗好きな僕なのですが、楽屋がちょっと散らかってるくらいではなんとも思わなくなりました。だいぶ免疫がついてきたな～と実感しています（笑）。でもメンバーと一緒にいると言葉にできない安心感があって、とにかく気持ちがラク。この先何があってもみんなで一緒に乗り越えられるなって気持ちになれます。