明治安田生命が利率引き上げ 企業年金、実質1.3%に
明治安田生命が企業から資金を預かり運用する企業年金保険について、契約者に約束する予定利率を現在の1.25%から実質1.3%に引き上げることが5日、分かった。日銀がマイナス金利政策を解除して以降、大手生命保険が利率引き上げの方針を打ち出すのは初めて。25年4月から引き上げた利率を適用する。 対象は契約している2300社。また、明治安田はマイナス金利政策による運用難で、新規受け入れを16年4月から停止していたが25年4月から再開する。 企業年金は、公的年金の国民年金や厚生年金とは別に企業が運用する私的年金。今回の対象は将来の給付額が保証されている「確定給付型年金」の商品だ。