“小さくて気持ち悪い”と番組に呼ばれなかったことも…ラブレターズがキングオブコントで優勝して気づいたこと「僕らは体育会系が苦手なので…」
プラス10センチぐらい履いてても気づかれなかった
塚本 気軽に試着しに行ったら、本当に変わったんですよ。視野が変わった。笑っちゃった。 溜口 こんな世界があるんだ、っていう。 塚本 で、脱いだら「この差なに!?」って。 ――比較対象を自分たちで作ったんですね。 溜口 「シークレットシューズ履いてる人って意外といなくない?」から始まって。 塚本 それは知らないよな。シークレットにしてるんだから(笑)。 溜口 それが今、ここで話題になるくらい浸透してね。 塚本 こんなに救ってくれるとは。最初はマジで黙ってたんです。プラス10センチぐらい履いてても誰にも気づかれないんですよ。本当に気づかれない! ってちょっと感動しました。 ――やっぱりシークレットなんですね! 塚本 BKB(バイク川崎バイク)さんも小っちゃいんですけど、バイクさんのサングラスの上から目が合ってるのにもかかわらず、バイクさん僕らを見上げながら「お前らチビやな」って言ってるんです。意味が分からない(笑)。 溜口 ラブレターズは小さいという先入観がそうさせる(笑)。 ――そこからどう一日店長にまでのぼりつめたのでしょうか。 溜口 さらば(青春の光)さんがシークレットシューズのことをいじってくれて広まり、ある日お店から連絡が来たという感じです。 塚本 こどもの日にイベントやって。一日店長やって。 溜口 「励まされました」ってメチャクチャ言われたんですよ。別に努力してるところを見せたっていいじゃん、っていう空気を作ってくれたと。 塚本 店長をやってる時にそういう言葉をたくさんもらって、背筋が伸びました。
「そんな引け目感じなくていいよ。笑い飛ばせばいい」
溜口 「コンプレックスがちょっと楽になりました」って。友達にいじられても別にいいか、みたいな。「深く考えなくなりました」って。 ――ああ、努力してるところをいじられたら恥ずかしいみたいな気持ち、ありますもんね。それが「それでも別にいいじゃん」という空気におふたりがしてくれた。 溜口 テッパンでウケるから。「そんな引け目感じなくていいよ。笑い飛ばせばいい」って思えたら強くなります。 ――シークレットシューズも優勝前の一つの転機だったのでしょうか。 溜口 ほんとそうですね。みんなから「おめでとう」って言われるような関係性を作れたのもシークレットシューズなので。他事務所の芸人とかと仲良くなれたきっかけになったのもシークレットシューズなので。 塚本 シークレットシューズが距離を縮めてくれたよね。優勝直後のちょっとした隙間時間に、ファイナリストたちが「まず靴脱げよ」って。いやいや、ちょっと待ってよ。お疲れとかなんかあるだろ(笑)。 溜口 「もっとたたえろよ」って(笑)。