YouTubeでいろいろな先生の話を聞き複雑化しているゴルファー必見! 横田真一の師匠・高野逸夫が大事にする「生きた重心」とは?【2024PGAティーチングプロアワード・ファイナリストのレッスン#3】
2024年5月28日号の「週刊ゴルフダイジェスト」では“PGAティーチングプロアワードのファイナリストのレッスン”と題し、3名のファイナリストから独自のレッスンをギュッと凝縮して、紹介している。そこで、「みんゴル」でも5月20日から各日1人のレッスンメソッドを紹介する。第3回目は2024PGAティーチングプロアワードファイナリストの高野逸夫コーチの教えだ。
ベテランコーチ 高野逸夫
14歳でゴルフを始め、26歳で渡米、多くのティーチングメソッドを学ぶ。日本でもティーチングB級取得。横田真一の師匠としても有名で著書多数。小2のとき全国の交通安全絵画で金賞を受賞したという腕前で、今回は手書き資料でプレゼン。「動きがわかりやすいでしょう」
「重心を意識すれば心技体がラクになる」
今回がPGAティーチングプロアワードに初参加の高野は「力の抜き方」を追求し続け、自身の腰痛などの体験をもとに「体がよくなり心も軽くなってゴルフも上手くなる」方法を探してきた。 「バランスが崩れないスウィングが大事。バランスを取る場所はお腹だと思っていたけど、重心だと確信したのは1年半くらい前。僕が考える重心は、物理学のものとは少し意味合いが違っていて、“生きた重心”と言っています。簡単に言えばバランスの不動点です」重心は、いわゆる丹田などではない。「おへそ、丹田は動くところですが、生きた重心は、動きのなかで動かないところです」。何やら禅問答のようだが、具体的に言葉にすると「おへそとみぞおちの中間のほんの少し上と、体幹の厚みの中間の位置が交差する点」となるそう。
動かないところがあるから力は出せる
「余計わからなくなるかな(笑)。まずは意識することが大事。初めは大きなボールのイメージでOK。意識するうちに点になる。スウィングでは脱力が大事。1つ1つの部分を意識すると筋肉は緊張しケガにもつながりますが、重心には筋肉も骨もないから意識しても力みません。また、重心は動く力の起点であり、重心から上下に力の方向(ベクトル)が分かれます。重心を意識して、そこから上は上半身で下は下半身だと分けていくと体は動いてきます」
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