高齢女性が1億をだまし取られた! 毎日限度額いっぱいを下ろし現金を渡し続けていた…なぜ騙された?どうすれば防げた? みんなが集まる機会に話し合って詐欺被害防止を!
まず・・・ 〇警察を名乗る者からの電話 警察が電話をしてくることはあるだろう。しかし容疑がかかる相手に「容疑がかかっている」などと言うだろうか。本当の犯人なら、逃げてしまう。 〇お札を調べる 「お札の番号を調べる」は詐欺でよく聞くセリフ。しかし、通帳に入っている金額が実際のお札と連動しているはずがない。ましてやATMで下ろしたお札の番号など、そもそも分かりようもない。調べても無意味だ。 このような話が出た時点で、なにやら怪しいと気づくようにしたい。 ■あなたは犯罪者 〇あなたは犯罪組織の支援者 「犯罪組織の支援者」と言われた点も、やはり容疑者に直接伝えることはありえない。 〇経済制裁の対象 経済制裁の対象とはそもそも意味不明。国際的に主に国に対して課す制裁を言うもので、個人の経済活動に制裁など不当で不法な行為を警察・検察がすることはない。 〇優先調査をすれば口座凍結が1か月で終わる 優先調査で期間短縮などと、そんなお買い得セールまがいの手法が実施されていたら大変だ。 〇毎日お金を下ろして お金を下ろして手元で保管するように、など無責任極まりない。捜査に必要なら真っ先に取りに来なければ証拠隠滅の恐れがある。 ・・・というように、気づきポイントどころかすべてが突っ込みどころ満載なのだ。 〇数回の接点 犯人たちと直接の接点があったこともあえてピックアップしたい。 現金を数回に渡って取りに来た犯人たち。この接点が実にもったいない。早めにおかしいと気づき、警察と連携できていたら結果は明らかに違っていた。 ■金融機関の対応は 今回詐欺被害にあった女性は、ほぼ毎日限度額いっぱいの現金を下ろしていた。このような取り引きがあった場合、金融機関は気づけなかったのか。 ネット上でもこんなコメントが見られた。 「いくら複数回と言っても1億円近い大金を降ろしているんだから・・・銀行は何やってんだ? 上得意様さえ守れんのか?」 もちろん金融機関に直接的な責任はない。しかしほぼ毎日多額の現金を下ろすなど、どう考えてもおかしい。
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