ハットトリックを達成したヴィニシウス [写真]=Getty Images

　レアル・マドリードに所属するブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールが、スーペルコパ・デ・エスパーニャを制した喜びを語った。14日、クラブ公式サイトが伝えている。 　スーペルコパ・デ・エスパーニャ（スーパー杯）・決勝が14日にサウジアラビアのリヤドで行われ、レアル・マドリードはバルセロナと対戦。4－1で勝利を収め、2大会ぶり13度目となるスーペルコパ制覇と共に今季の初タイトルを獲得した。 　この試合に先発出場を果たしたヴィニシウスは7分にGKとの一対一をかわしてゴールへと流し込み先制点を挙げると、10分にはロドリゴの折り返しに滑り込みながら押し込んで追加点をマーク。さらに、39分には自ら獲得したPKを決めてハットトリックを達成するなど、82分までプレーし、勝利に大きく貢献した。 　イギリスメディア『Squawka』によると、ヴィニシウスはレアル・マドリードの選手としてバルセロナ戦でハットトリックを達成した史上初のブラジル人選手になったほか、スーペルコパでの“エル・クラシコ”でハットトリックを達成した初の選手にもなったという。 　なお、元ブラジル代表FWロナウド氏やポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドでもレアル・マドリード在籍時のバルセロナ戦でハットトリックを記録したことはなく、ヴィニシウスが快挙を達成したことが明らかになっている。 　試合後、ヴィニシウスは「今日、自分が決めたゴールと僕たちのプレーでトロフィーを獲得できたことをとても嬉しく思っている。自宅の理学療法士、レアル・マドリードのドクターや理学療法士、チームメイト、そしてコーチとテクニカルスタッフ全員に感謝している」と振り返った。 「彼らが僕に自信を示してくれて、僕が今日ベストを尽くすために必要な安心感を与えてくれた。（復帰してから）まだ3試合しかプレーしていないので、ベストの状態ではないが、今日のパフォーマンスには満足しているし、このまま続けていきたいね」 　また、先制点を決めた後にはC・ロナウドのお馴染みのゴールパフォーマンスを披露していたヴィニシウスは「セレブレーションは僕のアイドルでもあり、現在ここ（サウジアラビア）でプレーしているクリスティアーノのためのものだった。アラブの人々が僕にたくさんの愛を示してくれて、それがとても嬉しいよ」と明かしながら、次のように続けた。 「今日チームで僕たちがこの試合でやってのけたことにとても興奮している。バルセロナと対戦することは簡単ではないし、4－1で勝つことはとても難しい。僕たちはほぼ完璧なパフォーマンスを見せたが、（ロベルト・）レヴァンドフスキにあのゴールを決められたことだけ必要なかったね」