オープン入りを目指すディオスバリエンテ(今年1月撮影、ユーザー提供：natsumiさん)

　重賞を3勝したディアデラノビアの仔となるディオスバリエンテ(セ6、美浦・堀宣行厩舎)が、日曜中山9Rのスピカステークス(4歳上・3勝クラス・芝1800m)でオープン入りを狙う。 【写真】ディオスバリエンテこれまでの軌跡 　ディオスバリエンテは父ロードカナロア、母ディアデラノビア、母の父サンデーサイレンスの血統。母は05年のフローラS、07年の京都牝馬Sと愛知杯を制するなど、長く牝馬重賞戦線で活躍した。そして半姉のディアデラマドレは14年のマーメイドS、府中牝馬S、愛知杯、半兄のドレッドノータスは15年の京都2歳Sと19年の京都大賞典の覇者。さらに半兄のディアデルレイ、サンマルティン、カウディーリョもオープンまで出世している。また、スプリングSに出走するログラールは甥にあたる。 　ここまで16戦3勝。1勝クラスで勝ち切れない時期が長かったが、4歳時に去勢してから安定感が出てきた。現級でも前々走の節分Sが0秒1差の2着。前走の幕張Sは4着に敗れたが、直線でスムーズさを欠くシーンがあったので、そこまで悲観する必要はない。立ち回り一つで十分にチャンスはあるはずだ。 　ここで勝てば、きょうだい6頭目のオープン馬となる。一昨年のノエルSをテン乗りで制した大野拓弥騎手とのタッグも魅力。待望の4勝目を期待したい。