久子さま、古希のお誕生日 「醸し出すパワーというのか…」世界的バレエダンサーが明かす“交流秘話”
高円宮妃久子さまは、10日、古希(70歳)の誕生日を迎えられました。世界的バレエダンサーの吉田都さんが、知られざる交流を明かしてくれました。 10日、70歳となった久子さまは国内の公務に加え、5月から6月にかけヨルダン訪問、フィンランド・イギリス訪問と忙しい日々を送られています。
4月、久子さまが、訪問されたのは東京・渋谷区にある新国立劇場。この劇場のバレエ団の芸術監督で長年親交のある吉田都さんが出迎えました。
吉田都さん 「イギリスに留学する前に、松山バレエ学校の生徒として、松山バレエ団の公演に出させていただいていました。高円宮殿下と高円宮妃殿下が、その公演にいらしてたので、私が16、17歳ごろから舞台を見ていただいています」 「イギリスから日本に戻ってきた当時も、少しお話しする機会がありました。妃殿下からお話しいただいた中で、よく覚えているのは、バレエでもイギリスで演劇的な作品を踊ってきた私に、日本のこれからの若い人たちに、『演じることの楽しさや、どういうふうに演じるのかというのを、若い人たちにどんどん教えていって下さいね』ということをおっしゃってくださいました。私もやっていきたいことだったんですけれども、なかなか機会がなかったので、今、芸術監督としてダンサーたちに色々なことを伝えられる立場になって、それができることをとても嬉しく思っています」
◆久子さまバレエに心を寄せられ
「バレエの宮さま」とも呼ばれた故高円宮さまの遺志を受け継ぎ、久子さまはバレエの支援にも力を注がれています。
吉田都さん 「妃殿下が殿下のご公務を受け継がれて、本当にお忙しい中、劇場にお越しくださるだけでも励みになりますが、バックステージで公演が終わった後に、ダンサーたちにお声がけくださることは、私たちにとっては本当に大切なことで、感謝しております」
「いつもここ(新国立劇場)の舞台でお話しになるのは、ご公務で海外に行かれた時の色々なエピソードであったり、舞台をご覧になってアドバイスをしてくださったりと、とても貴重なお言葉をいただいております。ダンサーたちにも気さくに声掛けしてくださいます。ダンサーたちは、ちょっと固まってるんですけれども、その緊張をほぐしてくださるようなユーモアを交えたお話ししてくださるので、いつも笑いが起きます。醸し出すパワーというのでしょうか、毎回お目にかかるたびに、元気づけられております」