『40歳から凡人として生きるための文学入門』(幻戯書房)(幻戯書房)本書は、凡人であることを起点にした人生論であり、文学論である―森川慎也『40歳から凡人として生きるための文学入門』若島 正による書評【関連記事】―平山 亜佐子『問題の女 本荘幽蘭伝』若島 正による書評出版という営為を丸ごと文化資源として保存した写真集―潮田 登久子『みすず書房旧社屋』森 まゆみによる書評あのサロートが、具体的な動かないイメージを描くのか―ナタリー・サロート『子供時代』堀江 敏幸による書評アイヌ民族をめぐる諸問題とヌーヴォー・ロマンと、そして私小説。多層化する語りの中で見事に混合―向井 豊昭『骨踊り』陣野 俊史による書評幻想小説の大家となった兄・泉鏡花の陰で、世相に長けた捕物帳を書いた鬼才―泉 斜汀『百本杭の首無死体: 泉斜汀幕末探偵奇譚集』池内 紀による書評