<ソムタム田井のコスプレリポート>「お姉チャンバラ」レイヤー ビキニや日本刀は自作で用意
コスプレは自宅で気軽に楽しめる趣味であり、アニメやゲーム、マンガなどの人気のバロメーターとしても注目を集めている。コスプレ文化の研究家でライター兼カメラマンのソムタム田井が、イベントに取材、参加して見つけたハイレベルなコスプレーヤーをピックアップ。衣装、ウイッグ、メーク、体づくりなど、キャラクターになりきる上でのこだわりについて聞く。 【写真特集】春麗も! 美女レイヤー続々 抜群のスタイル披露 写真を一挙に
12月29、30日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される世界最大規模の同人誌即売会「コミックマーケット105(コミケ105)」に先駆けて、8月に開催された「コミケ104」で撮影、インタビューしたコスプレーヤーをプレーバック。併せて、「コミケ104」と同日に付近の会場で行われた「となりでコスプレ博2024夏(となコス)」で見つけた、個性派ゲームヒロインに扮(ふん)したレイヤーも紹介する。
昨今ではコスプレ界隈でもスマートフォンゲームの人気が高く、どのイベントでもそれらのキャラクターに扮したグループを多く見かけるが、この折の会場には、家庭用ゲームのヒロインに扮したレイヤーたちも大勢参加。
「ストリートファイター」シリーズや「ギルティギア」シリーズといった対戦格闘ゲームのキャラから、日本刀を持ったギャルを操作してゾンビを斬り倒していく「お姉チャンバラ」の主人公まで、個性豊かなヒロインたちが続々と駆けつけ、それぞれに撮影のため長蛇の列ができていたのが印象的だった。
そんな彼女たちにこだわりポイントを聞いてみたところ、体づくりはもちろん、遠くから見てもそのキャラだとわかるよう、装飾の造形やシルエットの再現にも注力したという。
「ビキニスタイルの水着はもちろん、テンガロンハットや手袋、ブーツ、2本の刀など、ファーマフラー以外はすべて自作で用意しました。ビキニの柄は自分で描いてアイロンプリントしたもので、柄の配置も忠実に再現しています」(「お姉チャンバラ」彩/えくぼさん)