「独身女性が犬を飼うと婚期が遠のく」なんて言うけれど。それでも犬と暮らして良かったと40代エディターが感じる理由とは?
インテリアにも自分のファッションにも馴染む犬グッズを探すのは、なかなか難しい
今回取材させていただいた皆さんもおっしゃっていましたが、犬用グッズはなぜかポップなデザインやファンシーなデザインのものが多く、なかなか自分のライフスタイルに馴染むものを探すのが難しいと、犬と暮らしてから気が付きました。シティドッグのものはシンプルでスタイリッシュなデザインのアイテムが揃っているので、リュックだけでなく、水飲みスタンドやレインコートも使っています。
犬を世話しているようで、実は私の方が犬から多くのものをもらっている
犬と暮らし始めてから変わったことはたくさんありますが、一番の大きな変化は、私自身の性格が以前より社交的になって、小さなことを気にしなくなったことです。子どもの頃から人見知りで、仕事でもプライベートでも無駄に気を遣いすぎてしまうので心を開ける友達が少なく、旅行も一人旅ばかりをしていました。 チャイはそんな私とは真逆の性格で、どんな人にも犬にも率先して自分からアピールし、吠えられても全く気にしない(笑)。そんなチャイと毎日暮らしていたら、だんだんとその社交性や楽観的な性格に影響を受けるようになり、近所の人と世間話をしたり、仕事で落ち込むことがあっても以前より引きずらないようになりました。今年の秋には友達と旅行に行くこともできました。 それ以外も、毎日の散歩を通して、朝の空気の気持ちよさや季節の草花の移り変わりなど、一人で暮らしていたら気づけなかったことをたくさん教えてもらっている気がします。また、自分一人の生活のためよりも、「この子をちゃんと育てていかなくては」と思うようになってからの方が仕事のモチベーションも上がるように。 毎日二回の散歩、ごはんをあげてトイレを替えて、定期的に病院やトリミングに連れて行き……。一見私が犬をお世話しているように見えますが、実は私の方が多くのものを犬から与えられている気がします。犬との暮らしは日々当たり前のように過ぎていきますが、犬の寿命が人間よりもずっと短いことは変えられない事実なので、一緒に過ごせる毎日に感謝して、一日でも長く生きてもらえることが今の私の一番の願いです。 ※掲載アイテムはすべて本人私物です。 撮影/目黒智子 構成・文・モデル/堂坂由香
堂坂 由香