キャベツの価格が平年の2倍に…!? いつまで続く「野菜の高騰」
サノヤの濱四津さんも、野菜高騰の原因について、このように話します。 サノヤ青果部 濱四津佳さん: 「3月から若干雨が多かったのと、関東地方で不作が続いているので、この東海地方産の野菜の価格も上がっています。今は全般的に高くて、おすすめできる物は少ないですね。なかなか心苦しく思っています」
平年と比べて、現在、どれくらい野菜が高くなっているのか、平均価格をグラフにしてみると、キャベツは平年の142%、レタスは154%と、高値の状態が続いているのがわかります。 この野菜の高騰はいつまで続くのでしょうか。農水省の担当者によると、野菜によって状況はさまざまですが、キャベツなどの葉物は最近の気温上昇で生育が追いついてきたので、今月末には平年並みになる見込みだということです。
野菜高騰を乗り切るために、どんな工夫をしていますか?
いくら野菜が高くても、健康を考えれば全く食べないわけにもいきません。みなさん、あの手この手で工夫しているようです。 50代の買い物客は、「セールしているものを買う。欲しいものじゃなくて、安売りしているものでメニューを考えています」と、食べたいものより安いものを優先しているといいます。
こちらの2人組の買い物客は「高いのを1つ買って日持ちさせる。火を入れちゃって、そのまま冷凍庫に入れる」と、無駄を出さずに最後まで食べきるための工夫をしていました。
刈谷市から来ていた20代の買い物客は「もやしの量を増やしたとかじゃないですか。鍋とかで白菜がやっぱり高いので、白菜の量をちょっと減らして、もやしでかさ増しして」と、お値打ちな野菜で代替しているそうです。 実は、もやしなどでかさ増しする方法は、サノヤの濱四津さんもオススメしています。もやしやキノコは工場で生産されていて、天候に左右されず品質も値段も年間を通して安定しているので、ピンチのときの強い味方に!
スパゲティ店の店主だという男性は、価格が高騰しているキャベツを大量買いしていました。その理由を聞いてみると、野菜の価格変動が大きいので、少しでも安く仕入れるために複数のお店を回って、一番安いところでまとめて購入しているのだそうです。 スパゲティ店の店主: 「やっぱりお客さんに値上げってできないでしょ。ある程度の努力をしないといかんなと」 みなさん、あれこれ工夫しながら野菜高騰のピンチを乗り切ろうと頑張っていました。今月末には平年並みに戻るようであれば、あと少しの辛抱です! いろいろ工夫しながら、おいしく、楽しく、このピンチを乗り切りましょう!