怪物だらけ…オランダ代表、歴代ストライカーの系譜(5)すごすぎ…超絶偉大な男! 絶大な存在感を発揮し続けたのは?
オランダのサッカーには、4-3-3のシステムに代表されるような攻撃サッカーのDNAが受け継がれている。そして各年代に、華麗な攻撃をゴールで彩ることを宿命づけられた優秀なエースたちがいた。ワールドカップの舞台でも輝きを放ち、それぞれの時代で世界のトップクラスを走ってきたオランダ代表のエースストライカーたちの系譜を振り返る。
ロビン・ファン・ペルシ 生年月日:1986年8月6日 個人成績(2006):4試合出場/1得点1アシスト 個人成績(2010):7試合出場/1得点2アシスト 個人成績(2014):6試合出場/4得点0アシスト オランダ代表デビューは2005年6月で、その1年後にドイツワールドカップ出場を果たした。若い頃のファン・ペルシはウィンガー気質の選手だったが、年齢を重ねるごとにプレーエリアが中央に寄っていき、2010年代に入る頃にはストライカーとしての起用がメインになっていた。 ただ、オランダ代表が準優勝した2010年の南アフリカワールドカップでは1得点のみに終わってしまう。EURO2012でもグループリーグ3試合で1得点しか挙げられず、チームも3連敗で決勝トーナメント進出を果たせなかった。 雪辱を期して臨んだ自身3度目のワールドカップ、2014年ブラジル大会ではキャプテンとしてオランダ代表をけん引した。グループリーグ初戦のスペイン代表戦、背後からのクロスにダイビングヘッドで合わせた豪快なスーパーゴールを皮切りに6試合出場4得点と大ハッスル。3位入賞も果たした。 アーセナル、マンチェスター・ユナイテッド、フェネルバフチェを渡り歩いて2017/18シーズン途中から、プロデビューの古巣フェイエノールトに復帰。2018/19シーズンはキャプテンとして前線で絶大な存在感を放ち、リーグ戦16得点を挙げる活躍も見せて惜しまれつつ現役を引退した。