「日本をあったかくする」すべての人が笑顔になる温浴施設を目指す 「丸新岩寺」高橋祐一さん #BOSSTALK
地域のため休まず営業がモットー 働きやすく働きがいのある環境を整備
――高橋さんは何代目社長ですか? 先代や、会社に流れる哲学で受け継いだものはありますか? 私は3代目ですが、創業者が事業を始めたころは各家庭にお風呂がまだない時代でしたので、人々の衛生や生活を守るというような思いで営業していました。休めば、ご迷惑をかけるとして営業していたと聞き、私もその思いを引き継いでいます。機械のトラブルでも、自分たちで直し、対応できない場合も、できる限りその日のうちに直しています。 ――経営者として、どういうことに力を入れていますか? お客様を喜んでいただくためには従業員の方が楽しんで働かないといけないと思います。いかに働いている人が働きやすくて働きがいのある職場を作るか―を大切にしています。介護や育児をされている方が働きやすいように、時間当たりの有給休暇や短時間勤務を導入し、副業を解禁しています。遠くから通勤する方には条件に合えば、高速道路の利用を認めています。従業員の方から話を聞いて少しずつ改善しています。
地域住民の居場所を提供、 体も心も温まる世の中に向け、「源泉でありたい」
――どういう未来のビジョンを描かれていますか? お風呂はコミュニティとして地域の人が顔を合わせて体だけでなく、心も温まるように、「日本をあったかくする」というビジョンを掲げています。世の中は、人とつながる場所がどんどん少なくなっていると思います。「ほのか」が地域の方の居場所となれば良いと思います。お風呂だけでなくて、人とのつながりや人のやさしさを通じて、みんなの心も体も温まるような世の中になればと思い、われわれは源泉でありたいと願っています。
UHB 北海道文化放送