なぜソシエダ監督イマノルは久保建英に厳しいのか…「彼にはいつだって主役になろうとしてほしい。その力と才能があるのだから」|ラ・リーガ
レアル・ソシエダのイマノル・アルグアシル監督が、MF久保建英について公で厳しいコメントを繰り返している理由について語った。 久保建英は13日のラ・リーガ第19節、本拠地レアレ・アレナでのビジャレアル戦(1-0)で決勝点を記録。FWミケル・オヤルサバルのロングボールからMFダニ・パレホのマークを振り切って数十メートルを独走し、ペナルティーエリア内でDFキコ・フェメニアを股抜きでかわしてネットを揺らした。まさにゴラッソ(ファインゴール)だ。 この試合後の会見では、イマノル監督が久保について言及している。 同指揮官はこれまで公の場で、久保について問われる度に「タケはもっとできるはずだ」「私は彼に数字を求めていく」と、厳しい発言を繰り返してきた。例えば、先にバレンシアに移籍したFWウマル・サディクについて、「彼はとてもよくやっている。その姿勢は素晴らしいものがある」と擁護の姿勢を貫いてきたのとは正反対である。 そして今回の会見で、記者から「あなたはタケについて常に要求を課し、もっとできるという発言を繰り返してきました。今日のようなプレーを見せれば、決定的な存在として君臨できるのでしょうか?」と問われたイマノル監督は、次のように返答している。 「私はそう確信しているし、彼も同じように考えている」 「彼は私が求めることを理解しているし、その要求に応えることもできる。実際的にそうであることを示したはずだよ。今日の彼は、本当に良い試合の入り方をした一人だった。主役になろうとしていることが感じられたし、それこそ私が求め続けていることなんだ」 「あのゴールからは彼の意欲がうかがえた。そして、彼が生来の才能の持ち主であることは明らかなんだ。だからこそ、ああしたことを成し遂げられるわけだよ」 「彼は“常に求め続ける”メンタリティーを持って、アグレッシブにならなくてはならない。アシストやゴールなど、私が彼にウィングとして要求する数字を出すためにね」 「確かに彼は(攻撃のほか)守備的に本当に貢献してくれるときもある。3日おきに厳しく要求していくのが、いかに難しいことかは私にも分かっているさ。しかし彼はこの数年間、自分に力があることを示してきたと思っている」