衆院広島3区と4区で与野党が拮抗、中国地方では立憲民主党が2選挙区で先行
中国新聞社は17日、共同通信社による15、16日の衆院選の電話調査に取材を加味し、中国地方5県の17選挙区の情勢を探った。与野党の候補者が競り合っているのは6選挙区。自民党は9選挙区で安定し、立憲民主党は2選挙区で先行する展開となっている。 <衆院選広島の立候補者一覧> 与野党の候補者が拮抗(きっこう)している6選挙区は広島3、4区、山口2区、岡山1、2、4区。広島3区は公明党前職に立憲民主党新人が迫っている。広島4区は自民党前職がわずかに先行し、日本維新の会比例代表中国ブロック前職が猛追する。 広島1、2、6区、山口1、3区、岡山3区、島根2区、鳥取1、2区は、自民党前職が優勢。広島5区では立憲民主党前職がやや先行し、島根1区でも立憲民主党前職がリードしている。 比例中国(定数10)は自民党が4~5議席の獲得をうかがう。立憲民主党は3議席を視野に入れている。公明党は2議席の維持が微妙な情勢だ。国民民主党、日本維新の会、共産党も各1議席を得る可能性がある。 今回は小選挙区の「10増10減」で広島、山口、岡山の選挙区が各1減となり、比例中国も定数が1減る。選挙区、比例中国ともに投票先を決めていない有権者が一定におり、27日の投開票日までに情勢が変わる可能性がある。
中国新聞社