20万円の家具を「分割払い」で購入した後にキャンセルしました。大金ですし明日にでも返金してもらえますよね?
分割払いで高額な商品を購入した後に、キャンセルが必要になってしまうケースもあるでしょう。その際に「いつ返金されるのか」は気になるポイントです。 クレジットカード決済で購入した商品をキャンセルした場合、返金のタイミングはクレジットカード会社のキャンセル手続き完了後になります。そのため、キャンセル直後の返金は困難なケースがほとんどでしょう。 今回は、クレジットカードで購入した商品をキャンセルした場合の返金のタイミングやキャンセル手数料の発生についても解説します。 ▼セルフレジになったら「客に仕事をさせるのか!」と暴言を吐かれた! 仕事だし我慢するしかないの?
クレジットカードの返金のタイミング|すぐに返金されることは難しい
クレジットカード会社にもよりますが、クレジットカードの返金の時期は翌月か翌々月が一般的です。そのため、20万円の家具を「分割払い」で購入後キャンセルしても翌日に返金されることはないと考えられます。 クレジットカードの返金は、クレジットカード会社にキャンセルデータが届いてから、請求・返金手続きなどを終えた後です。カードの締め日前に処理が完了すれば翌月に請求金額と相殺されますが、締め日後であれば翌々月が返金のタイミングになるため、少し時間がかかります。 例えば、10日引き落とし・15日が締め日のクレジットカード会社の場合、10月11日に商品購入をキャンセルして、10月13日に手続きが済めば、11月10日の引き落とし日が返金のタイミングとなり、購入代金と相殺されます。 一方で、10月17日に処理が終わった場合は、11月10日に一度購入金額が引き落とされ、12月10日の引き落とし日に返金されます。
取消手数料は発生するのか|乗車券などは場合によってキャンセル手数料がかかる可能性あり
結論をいうと、基本的にクレジットカード決済をキャンセルして取消手数料が発生するケースはほとんどありません。 ただし、航空券や乗車券など、企業によっては支払い方法にかかわらずキャンセル手数料が発生する場合があります。また、「商品は届いたけれど思っていたものと違うから返品したい」という場合などは、配送手数料の負担が求められる場合もあります。 例えば、ある大手家具メーカーの場合は、店舗購入かオンラインストア利用かで発生する料金が違います。 ●店舗購入:手数料なし。購入日翌日から14日以内であれば購入店舗で返品・交換の対応が可能。 ●オンライン購入:返送する場合、返送料金は自己負担。商品到着後14日以内であれば返品・交換可能。 オンラインストアでクレジットカード決済をした場合、キャンセル商品が会社に到着後、返金手続きが行われます。そのため、通常よりも返金までに少し時間がかかる可能性があるでしょう。 また、東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)では切符の購入をキャンセルした場合、支払い方法にかかわらず払戻手数料が発生します。使用前かつ有効期間内の切符の種類ごとの払戻手数料は表1の通りです。
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